StrobeLockは、alpha300シリーズの拡張機能で時間相関単一光子計数(TCSPC)が可能になります。TCSPCは、パルス励起後の時間分解発光や蛍光減衰を記録します。時間分解蛍光観察(TLM)は、各測定点での強度減衰が記録されます。それぞれの減衰を様々なパラメーターで測定が可能です。単調減少や多重指数緩和時間など試料の放出挙動の場所による違いを示しながら、指定したパラメータで画像が色分けされます。たとえば、蛍光分子の寿命を抽出すれば蛍光寿命像(FLIM)が得られます。時間分解データをラマン、AFM、SNOM像と合わせると対象試料の更なる追加情報を引き起こすことができます。
時間分解発光顕微鏡 (TLM)は、LED等のデバイスの発光特性を調査、イメージングすることができます。電気パルスジェネレーターによって励起される発光およびその強度は、時間分解で記録されます。そのため各測定点において、緩和時間や応答時間が計算でき視覚化されます。TLMは、LEDの品質管理等に使用できます。
FLIM像の結果は、蛍光寿命を色分けして試料中の空間的分布を表示します。ラマン、AFM、FLIM等の他のイメージング技術と組み合わせることによって、一つの試料からさらに多くの情報を得ることができます。
WITecのソリューション・製品に関するご相談、お問い合わせは、下記お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。