alpha300 Ri – 倒立型ラマンイメージング顕微鏡

alpha300 R<i>i</i> – Inverted Raman imaging microscope by WITec

Brochure

App Note

下方から観察で液体試料や大型試料も可能に！

倒立型光学系でラマンイメージが取得できます。alpha300Ri は、倒立型光学系を採用し、WITec 標準機である alpha300R 共焦点ラマン顕微鏡の機能をそのまま継承しています。

特に、ライフサイエンス、バイオ医薬、製薬、鉱物の分野において液体試料や大型試料を観察する場合、alpha300 Ri の倒立型光学系が威力を発揮します。

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alpha300 Ri – 倒立型ラマンイメージング顕微鏡カタログ（日本語版）

特長

倒立型の光路により液体試料をステージ上の平面部に設置でき、迅速、繰り返し測定に適しています。
試料のモータステージは、環境セルやその他のアクセサリー類の取り付けが容易です。
通常の顕微鏡の対物レンズターレット下では、観測困難な大型の試料も alpha300Ri のステージに設置できます。
蛍光、微分干渉コントラストDIC、位相観察など様々な顕微鏡アクセサリーを取り付けられます。
alpha300R で搭載された全ての独特なラマンイメージング、スペクトル機能を継承。
試料の固定や染色を必要としない、非破壊ラマンイメージング

応用例

真核細胞の蛍光顕微鏡像とラマンイメージの合成

相関ラマン蛍光顕微法：DAPI により染色された蛍光顕微鏡像とラマンイメージの合成

プレスされたバナナ果肉の3Dラマン像

alpha300 Ri は、下から観察することで得られるデータ取得の利点と、３次元共焦点ラマンイメージングの確立されたメリットを組み合わせたものです。３次元共焦点ラマンイメージングは、試料は前処理や染色を行う必要がなく、破壊的に化学的に特性評価できる強力で用途の広い手法です。

この画像は、2Dラマン像で得られたバナナ果肉の画像を重ね合わせし構築した3Dラマン像を示している。

走査パラメーター：300µm x 200µm x 90µm　450x300x45画素

仕様

ラマン測定モード概要

ラマンスペクトルイメージング：走査中に各点で完全なハイパースペクトルラマンイメージングを取り込み
XY平面およびZ深さ方向のモーター駆動ステージによる位置合わせ
イメージスタック：3D共焦点ラマンイメージ
高速・低速　連続スペクトル測定
定点ラマンスペクトル測定、深さ方向プロファイル
ファイバー接続UHTS分光器：微小信号アプリケーションに特にマッチしたデザイン
共焦点蛍光顕微鏡

顕微鏡基本体構成

6対物レンズ対応レボルバー装備、研究グレード倒立型顕微鏡
ビデオシステム：CCDビデオカメラ、蛍光カメラ
ケラー照明用LED白色光源
双眼顕微鏡
最大７コントラストまでのコンデンサーターレット（明視野、DIC、位相コントラスト、NAMC等）
各種標準試料形態に対応する試料ホルダー（スライドガラス、テラサキプレート、25/60mmシャーレ、細胞培養フラスコ、カウンティングチャンバ等）
内部フィルターブロックレボルバー
広い可動範囲のXY面内方向モーター駆動ステージによる試料位置合わせおよび走査

ラマン測定オプションとアップグレード可能なモード

広領域のレーザー波長に対応（紫外から赤外）
追加UHTS分光器（紫外、可視、近赤外)
超高速ラマンイメージングオプション
時間分解蛍光寿命測定(FLIM)へのアップグレード
自動フォーカス機能

超高スループットUHTS分光器

ラマン顕微鏡用、微小信号検出に対応するように設計され、各励起波長に対応した（紫外、可視、近赤外)レンズ方式分光器は全てのラマン分光や低光強度のアプリケーションに対応するようデザインされています。
光ファイバー接続の高スループット分光器
卓越したラマンピークの取得

コンピュータ制御

WITec ソフトウェアでの装置制御とデータ解析

Scientists’ Choice Award 受賞

WITec alpha300 Ri 倒立ラマン顕微鏡は、SelectScienceの Scientists' Choice Award 2019 を受賞しました。この賞は、SelectScience.net の読者による直接投票に基づいて授与されます。WITec alpha300 Ri は、スペクトロコピー部門で2018年の最高の新製品として科学者によって選ばれ、SelectScience.net で優れたレビューを受けました。